足全体の変形・糖尿病による足のトラブル

  • 足の形が変わってきて、靴が合わなくなってきた
  • 歩くと、足の内側・外側がすぐ疲れる
  • 糖尿病があり、足の傷がなかなか治らない
  • タコ・魚の目・潰瘍・黒ずみが気になる

このような場合、次のような病気が関係していることがあります。

「変形そのもの」を治療することが必要な場合もあれば、
靴やインソール・装具・リハビリで痛みを軽くし、進行を抑えることが大切な場合もあります。
糖尿病の方では、足の小さな傷から大きなトラブルにつながることもあるため、
皮膚科と連携しながらフットケアを行っていきます。

こんな症状のときは早めの受診をおすすめします

次のような症状がある場合は、自己判断せず、早めの受診をおすすめします。

  • 強い痛みと急な腫れがある
  • 体重をかけると歩けないほど痛い
  • 熱を伴う赤い腫れがある
  • 糖尿病があり、足に「傷・水ぶくれ・黒くなった部分」がある
  • ケガをしてから足の形が変わってきた
  • 潰瘍やただれがなかなか治らない

「大したことはない」と思っていても、
画像検査で骨折や感染症が見つかることもあります。気になる症状があればご相談ください。


当院で行う検査と治療

検査

  • レントゲン検査(骨の状態・変形・骨折の有無を確認)
  • MRI検査(靭帯・軟骨・骨壊死などの精密評価)
  • 超音波検査(エコー:腱・靭帯・神経・滑液包などの確認)
  • 必要に応じて血液検査・ABI検査(血流の評価) など

治療

  • 内服薬・湿布・外用剤による痛み・炎症のコントロール
  • 関節内注射・神経ブロックなどの注射治療
  • 足底挿板(インソール)・靴の指導
  • サポーター・装具の処方
  • リハビリテーション(ストレッチ・筋力トレーニング・動作指導)
  • 糖尿病・リウマチ・その他全身疾患に伴う足トラブルへの対応
  • 手術が必要な場合は、連携する専門病院をご紹介

患者さんの生活スタイル(お仕事・スポーツ・家事・育児など)も考慮しながら、
「どこまで治したいか」「どこまでならガマンできるか」を一緒に相談して治療方針を決めていきます。

中村 公一

執筆者中村 公一

院長 / 整形外科専門医

親切・思いやりの心を大切にし、整形外科の専門知識を活かして地域の皆様の健康を支えたいと考えております。お気軽にご相談ください。

経歴
津高等学校 卒業 / 富山大学薬学部 卒業 / 富山大学医学部 卒業 / 三重大学大学院医学系研究科 修了 / 三重大学附属病院 /名張市立病院 / 松阪市民病院 / 函館共愛会病院 / おおすが整形外科 / 元八事整形外科・形成外科 / ひのとり整形在宅クリニック など
保有資格
医学博士 / 日本整形外科学会認定 整形外科専門医 / 日本整形外科学会認定 リウマチ医 / 日本整形外科学会認定 スポーツ医 / 日本整形外科学会認定 リハビリテーション医 / 日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医 / 日本関節病学会 Coolief 疼痛管理用高周波システム講習プログラム 修了 / 日本医師会認定 産業医 / 身体障害者福祉法指定医 / 難病指定医
所属学会
日本整形外科学会 / 日本関節病学会