皮膚が痛い

津市で皮膚の痛みにお悩みの方へ

  • 「皮膚がピリピリ痛む」「赤みや腫れがある」「水ぶくれができた」「熱湯や油がかかった」「アイロンやストーブに触れた」 こんなお悩みはありませんか?
  • 皮膚の痛みは、ウイルスや細菌感染、神経の炎症などが原因で起こります。
  • やけど(熱傷)は深さに応じた適切な治療 が必要です。放置すると傷跡が残ったり、感染のリスクがあります。

中村整形外科皮フ科(津市) では、皮膚科専門医が正確に診断し、適切な治療を行います。

「皮膚の痛みが続く」「悪化している気がする」そんなときは、早めに専門医にご相談ください!

単純疱疹(ヘルペス)

こんな症状はありませんか?

  • 口や唇、顔、お尻、性器に小さな水ぶくれ ができる
  • ピリピリ、チクチクした 痛みやかゆみ がある
  • 風邪や疲れがたまった後 に症状が出ることが多い

考えられる原因

  • 単純ヘルペスウイルス(HSV-1, HSV-2)の感染
  • 免疫力の低下(風邪・ストレス・睡眠不足・紫外線など)
  • 患部に触れることで他の部位や他人に感染する可能性がある

治療方法

  • 抗ウイルス薬の内服(早期治療が重要)
  • 症状が軽い場合は抗ウイルス外用薬を使用
  • 痛みが強い場合は鎮痛薬を併用

日常生活の注意点

  • ヘルペスができたら患部に触れない(感染防止)
  • タオルや食器を家族と共用しない
  • 紫外線対策(帽子・日焼け止め)で再発予防
  • 体調管理をしっかりして免疫力を高める

「ヘルペスは繰り返すことが多いので、早めの治療が大切です!」

帯状疱疹

こんな症状はありませんか?

  • 体の片側に ズキズキする痛み がある
  • 赤い発疹ができ、その後 水ぶくれ に変わる
  • 胸・背中・お腹・顔など 神経に沿って帯状に症状が出る
  • 発熱・頭痛・だるさを感じることもある

考えられる原因

  • 水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が神経に潜伏し、免疫力低下で再活性化
  • 50歳以上に多いが、若年層でもストレスや疲労で発症することがある
  • 目や耳に影響が出ると視力・聴力に障害が残ることもある

 治療方法

  • 抗ウイルス薬(内服 or 点滴)を早期に使用(発症後72時間以内が理想)
  • 痛みが強い場合は消炎鎮痛薬(NSAIDs、アセトアミノフェンなど)を併用
  • 皮膚症状が治まった後も痛みが続く場合(帯状疱疹後神経痛)には、神経痛の治療が必要

日常生活の注意点

  • 疲労・ストレスをためない、しっかり睡眠をとる
  • 体を温める(冷やすと痛みが増す)
  • 水ぼうそう未感染の子どもとの接触は避ける
  • 50歳以上の方は「帯状疱疹ワクチン」を検討する

「痛みが長引くと神経痛に移行する可能性があるので、早めの受診を!」

皮膚感染症(丹毒たんどく・蜂窩織炎ほうかしきえん)

こんな症状はありませんか?

  • 皮膚が赤く腫れ、強い痛みがある
  • 熱をもって腫れ、圧痛がある
  • 発熱や悪寒、倦怠感を伴うことがある

考えられる原因

  • 細菌(レンサ球菌・ブドウ球菌)が皮膚に入り込み感染
  • 傷口や虫刺され、ひび割れた皮膚が感染の入口になる
  • 糖尿病や免疫力が低下している方は発症リスクが高い

治療方法

  • 抗菌薬(内服 or 点滴)で細菌を殺菌
  • 患部を安静にし、炎症が強い場合は冷却
  • 重症例では入院治療が必要になることも

日常生活の注意点

  • 傷ができたら早めに消毒・清潔に保つ
  • 虫刺されや湿疹をかき壊さない(感染予防)
  • 糖尿病がある方は血糖コントロールをしっかり

「皮膚が腫れて熱をもっている場合は、すぐに受診を!」

魚の目(鶏眼)・たこ(胼胝)

こんな症状はありませんか?

  • 足の特定の場所が硬くなり、痛みを感じる
  • 皮膚が厚くなり、芯があるように見える(魚の目)
  • 靴を履くと痛む、歩くのがつらい

考えられる原因

  • 靴のサイズが合わず、特定の部位に圧力がかかる
  • 歩き方のクセで一部の皮膚に負担がかかる
  • 長時間の立ち仕事やスポーツで摩擦が生じる

治療方法

  • 角質を削る(メスや専用の器具を使用)
    2週間〜1ヶ月ごとに削ることが一般的です。
  • サリチル酸ワセリンを塗布(角質を柔らかくする薬)
  • 足に合った靴の選び方の指導
    足に負担をかけない靴の選び方をアドバイスします。

当院では、整形外科を併設しており、装具の相談も可能です。
根本的な治療を希望される方は、ぜひご相談ください。

日常生活の注意点

  • サイズの合った靴・クッション性のある靴を選ぶ
  • 長時間の歩行・立ち仕事の後は足をケアする
  • 保湿をしっかりして皮膚を柔らかく保つ

「痛みが強くなる前に、専門医にご相談ください!」

爪囲炎(ひょう疽)

こんな症状はありませんか?

  • 指先(特に爪の周り)が赤く腫れて痛い
  • 爪の周囲がズキズキする、膿がたまっている
  • ささくれや深爪をした後に悪化している

考えられる原因

  • 細菌(ブドウ球菌・レンサ球菌など)が爪周囲に感染
  • 深爪やささくれをむしることで皮膚が傷つき、細菌が侵入
  • ジェルネイルやマニキュアによる爪の圧迫・刺激

治療方法

  • 抗菌薬の外用(軽症時)
  • 膿がたまっている場合は切開して排膿
  • 重症化した場合は抗生剤の内服を併用

日常生活の注意点

  • 爪の周囲をむやみにいじらない(深爪・ささくれを引っ張らない)
  • 指を清潔に保ち、傷ができたら早めに消毒
  • ジェルネイルやネイルアートで爪を圧迫しすぎない

「ひょう疽は放置すると腫れや痛みが悪化することがあるため、早めに治療しましょう!」

熱傷(やけど)

症状

  • 皮膚が赤くなりヒリヒリする(軽い日焼け程度)
    水ぶくれなし(I度熱傷)
  • 赤みが強く、水ぶくれができる、痛みが強い(II度熱傷)
  • 皮膚が白や黒くなり、痛みを感じにくい(III度熱傷)
  • 壊死(皮膚組織が死んでしまうこと)が起こることも(III度熱傷)

治療方法

  • ステロイド外用薬(リンデロン)で炎症を抑える
  • 保湿剤(ワセリン・ヒルドイド)で乾燥を防ぐ
  • 水ぶくれが破れたら、抗生剤外用薬(フシジン)を塗る
  • 痛みが強い場合は鎮痛剤を服用
  • 壊死組織の除去・創傷治療

日常生活の注意点 

  • 流水で20分冷やす(氷はNG)
  • こすらず優しくケア

当院が選ばれる理由

  • 皮膚科専門医が正確に診断し、適切な治療を提案
  • 患者さん一人ひとりに合ったオーダーメイド治療
  • 赤ちゃんから大人まで、家族みんなで通える皮膚科

皮膚の痛みでお悩みの方は、お気軽にご相談ください!

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中村 文香

執筆者中村 文香

副院長 / 皮膚科専門医

皮膚科医として、皆様のお悩みに寄り添い、地域に根ざした診療を心掛けています。お困りの際はぜひご相談ください。

経歴
伊勢高等学校 卒業/関西医科大学医学部 卒業/三重大学皮膚科学講座入局/三重大学附属病院/関西医科大学付属病院/南伊勢町立病院/松阪市民病院/松阪中央病院/鈴鹿回生病院/ラベールミラクリニック(名古屋市内)/大手美容皮膚科(大阪市内) など
保有資格
日本専門医機構認定皮膚科専門医/産業医/難病指定医/日本化粧品検定1級/化粧品成分検定1級
所属学会
日本皮膚科学会