肝斑治療|肝斑を根本から改善する治療法
「頬や額にぼんやりとしたシミが広がっている」
「シミが増えた気がするが、通常のレーザー治療では改善しない」
肝斑は、ホルモンバランスの変化・摩擦・紫外線の影響で発症する色素斑です。
通常のシミ(老人性色素斑)とは異なり、従来のレーザー治療では悪化する可能性もあるため、適切な診断と治療が重要です。
当院では、内服治療・シルファームX(ニードルRF)・エレクトロポレーションを組み合わせた肝斑治療を提供しています。
それぞれの治療法を組み合わせることで、肝斑を根本から改善し、より透明感のある肌へ導きます!
肝斑の原因|メラノサイトのコントロールが重要
肝斑は、メラノサイト(色素細胞)の過剰な活動によって発症します。
通常のシミとは異なり、摩擦・紫外線・ホルモンの影響でメラノサイトが刺激されることで、色素沈着が増幅します。
メラノサイトを刺激する要因
- 摩擦(クレンジングやスキンケアの摩擦)
- 紫外線(日焼け止めを怠ると悪化)
- ストレス(ホルモンバランスの乱れ)
- 妊娠・更年期(女性ホルモンの影響)
肝斑を改善するには、メラノサイトの過剰な活動を抑えることが大切です。
当院での肝斑治療の種類
①内服治療
②シルファームX(ニードルRF)
③エレクトロポレーション
①内服治療(飲み薬によるアプローチ)
体の内側からメラニンの生成を抑制し、肝斑の改善をサポートする治療です。
当院では、3種類の内服薬を処方しています。
- トラネキサム酸→メラニンの生成を抑え、肝斑の悪化を防ぐ
- ビタミンC(シナール)→抗酸化作用で肌のダメージを軽減し、色素沈着を防ぐ
- ビタミンE(ユベラ)→血流を改善し、新陳代謝を促進する
内服治療のメリット
毎日服用することで肝斑の根本的な改善が期待できる
他の美白治療と併用することで、より高い効果を発揮
副作用が少なく、安心して続けられる
②シルファームX(肝斑・美肌治療に特化したRF治療)
シルファームXは、肝斑の根本原因にアプローチするフラクショナルマイクロニードルRF治療です。
微細な針を使い、皮膚に細かい傷をつけながら高周波(RF)を照射することで、「血管の異常な増殖」にアプローチし、「基底膜」の再構築を促し、肌の機能を高める画期的な治療法です。
従来のレーザー治療と異なり、メラノサイトの刺激を抑えながら、肌の再生を促すことができます。
シルファームXの特徴
肝斑の原因となる「異常な毛細血管の増殖」を抑える
表皮へのダメージを最小限にしながら、炎症を抑えた治療が可能
ターンオーバーを正常化し、透明感のある肌へ導く
毛穴の開き・肌のハリ・小じわ・赤ら顔にも効果的
こんな方におすすめ
肝斑をレーザーで悪化させた経験がある方
シミやくすみを改善しながら、肌全体を若々しくしたい方
毛穴の開き・肌のハリも一緒に改善したい
シルファームX施術できない方
以下の方は、シルファームXの施術を受けられません。
- 金のスレッドリフトを施術された方
- 妊娠中・授乳中の方
- 糖尿病・自己免疫疾患をお持ちの方
- 日焼け直後の方(強い炎症がある場合)
- 皮膚炎・口唇ヘルペス・重度のアトピーなど皮膚疾患がある方
- 心疾患・脳疾患・悪性腫瘍のある方
- 金属アレルギーの方(針に対する過敏反応がある場合)
※その他の疾患がある方も、医師と相談のうえ施術の可否を判断します。
シルファームX施術の流れ
1.事前に美肌カウンセリング(60分)にて診察
医師が肌の状態を診察し、シルファームXの適応を判断します。
施術部位や治療プランを決定し、注意点をご説明します。
施術は別日になります。
2.施術前当日
洗顔を行い、メイクや汚れを落とします。
麻酔クリームを塗布(約20分)。
3.施術(約30~90分)
微細な針で肌に刺激を与えながら、RF(高周波)を照射。
痛みは軽度〜中程度で、施術後すぐに赤みが引くことが多い。
4.アフターケア
鎮静・保湿を行い、肌を落ち着かせます。
必要に応じて日焼け止めを塗布し、施術後のスキンケアを指導します。
施術前の注意点
施術の2週間前から日焼けを避け、UVケアを徹底する。
ピーリングやスクラブの使用は施術の1週間前から控える。
施術後の注意点
施術後の肌は敏感になっているため、摩擦を避け、優しく保湿する。
赤みや腫れが出ることがあるが、数時間〜1日程度で落ち着く。
メイクは翌日から可能。
保湿をこまめに行い、日焼け止め(SPF30以上)を毎日使用する。
施術後1〜2週間はピーリングやスクラブを避ける。
アルコールや刺激の強い化粧品は3日間控える。
シルファームXのリスク・副作用
- 施術後に赤みや腫れが生じることがありますが、通常数時間~1日で軽減します。
- 軽い出血や点状のかさぶたが発生することがありますが、1週間程度で自然に剥がれます。
- 一時的に色素沈着や色素脱失が起こる可能性がありますが、時間とともに改善します。
- 皮膚が敏感になり、一時的に乾燥や皮むけが生じることがあります。
治療回数の目安
- 5回程度の施術(4週間に1回の間隔)で効果を実感しやすいです。
- 肝斑の状態により、治療回数は異なります。
料金
③スプリング(エレクトロポレーション)
スプリング(エレクトロポレーション)は、微弱な電気の力を利用して肌の毛穴を一時的に開き、美容成分を肌の深部まで届ける施術です。
この治療により、肝斑の原因となるメラニンの生成を抑え、肌全体のトーンアップ・美白効果・シミや小じわの改善が期待できます。
スプリング(エレクトロポレーション)の特徴
痛みがなく、ダウンタイムがほぼない
美容成分を深層まで浸透させ、肝斑改善をサポート
肌のバリア機能を傷つけず、安全な治療が可能
施術直後からメイクが可能
こんな方におすすめ
- 肌の負担を最小限に抑えながら肝斑を改善したい方
- 内服治療だけでは効果を実感しにくい方
- レーザー治療が合わなかった方
- 全体的な肌質改善や美白効果を求める方
施術できない方
ペースメーカーや金属インプラントを入れている方
妊娠・授乳中の方
重度の皮膚炎・アレルギーがある方
心臓ペースメーカー、人工関節などの金属を体内に埋め込んでいる方
治療の流れ
1.事前に美肌カウンセリング(60分)にて診察。
医師が肌の状態を診察し、肝斑の診断、エレクトロポレーションの適応を判断します。
施術は別日になります。
2.施術前当日
洗顔を行い、メイクや汚れを落とします。
3.施術(約20分)
4.施術後すぐにメイク可能
⏳施術頻度の目安:2~4週間に1回、計4回程度
注意点
施術前にはネックレス、ピアス、時計などの金属類を外す
施術後は肌が敏感になりやすいため、保湿と紫外線対策を徹底
施術直後に軽い赤みが出ることがありますが、時間の経過とともに改善します
効果には個人差があるため、継続的な施術を推奨
住所・氏名などの変更がある場合は、速やかにクリニックへご連絡ください
スプリング(エレクトロポレーション)のリスク・副作用
- 施術時にわずかにピリピリとした刺激を感じる場合があります。
- 施術後に軽度の赤みが出ることがありますが、数時間で落ち着きます。
- 個人差により、美容成分の浸透効果が異なる場合があります。
料金
当院が選ばれる理由
皮膚科専門医が診察し、的確な診断と治療提案
肝斑治療機器「シルファームX」「スプリング(エレクトロポレーション)」を導入
患者さま一人ひとりに最適なオーダーメイド治療
ダウンタイムが少なく、忙しい方でも継続しやすい
アフターケアも充実し、安心して治療を受けられる
クリニック情報
所在地:三重県津市半田206-1
お問い合わせ・ご予約:059-269-5515
「肝斑を根本から改善し、美しく透明感のある肌へ!」
中村整形外科皮フ科の肝斑治療をご利用ください!

執筆者中村 文香
副院長 / 皮膚科専門医
皮膚科医として、皆様のお悩みに寄り添い、地域に根ざした診療を心掛けています。お困りの際はぜひご相談ください。
- 経歴
- 伊勢高等学校 卒業/関西医科大学医学部 卒業/三重大学皮膚科学講座入局/三重大学附属病院/関西医科大学付属病院/南伊勢町立病院/松阪市民病院/松阪中央病院/鈴鹿回生病院/ラベールミラクリニック(名古屋市内)/大手美容皮膚科(大阪市内) など
- 保有資格
- 日本専門医機構認定皮膚科専門医/産業医/難病指定医/日本化粧品検定1級/化粧品成分検定1級
- 所属学会
- 日本皮膚科学会