全身がかゆい

津市で全身のかゆみにお悩みの方へ|中村整形外科皮フ科

「突然、全身がかゆくなった」
「夜になるとかゆみが強くなる」
「かゆみが長引く」

こんなお悩みはありませんか?
かゆみには、じんましん・アトピー性皮膚炎・皮膚掻痒症・疥癬・皮脂欠乏症・汗疹・虫刺症・痒疹 など、さまざまな病気が関係していることがあります。
中村整形外科皮フ科(津市)では、皮膚科専門医がかゆみの原因を診断し、最適な治療を行います。

「かゆみが続く」「かゆみが強くなってきた」そんなときは、早めに専門医にご相談ください!

全身のかゆみを引き起こす主な病気と治療法

じんましん(蕁麻疹)

こんな症状はありませんか?

  • 突然、皮膚が赤く盛り上がる(膨疹)
  • 数時間以内にかゆみとともに消えるが、再発する
  • 目や唇が腫れることがある(血管性浮腫)
  • ストレスや疲れで悪化する

 考えられる原因

  • 原因不明(7割以上は特定できない)
  • 感染、食物アレルギー、薬剤アレルギー、疲労、ストレス
  • 冷たい刺激や温度変化、運動などの外的要因

 治療方法

  • 非鎮静性(眠くなりにくい)抗ヒスタミン薬を内服
  • 症状が強い場合はステロイドの短期使用を検討
  • 治りにくい場合は生物学的製剤(注射薬ゾレア®︎)を使用

 日常生活の注意点

  • じんましんを悪化させる刺激(冷気・温度差・摩擦など)を避ける
  • アルコールや刺激の強い食品を控える
  • ストレスをためない、睡眠をしっかりとる

「じんましんが繰り返し出る方は、早めの治療を!」

アトピー性皮膚炎

こんな症状はありませんか?

  • かゆみのある湿疹が繰り返し現れる
  • 皮膚が赤く、乾燥してカサカサする
  • 汗をかくと悪化する
  • ひじやひざの内側、首、耳、顔、背中などに症状が出やすい

 考えられる原因

  • アトピー素因(アレルギー体質)による皮膚のバリア機能低下
  • ダニ・ハウスダスト・カビ・ペットの毛などの環境因子
  • ストレス・睡眠不足・食生活の乱れ

 治療方法

  • 血液検査でアレルギーの原因を調べる
  • かゆみには抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の内服
  • 炎症が強い場合はステロイド外用薬を使用
  • 長期管理にはタクロリムス軟膏やJAK阻害剤外用薬を検討
  • 保湿外用薬でバリア機能を高める

重症例は生物学的製剤(注射薬)を使用

 日常生活の注意点

  • こまめに保湿をする(低刺激の保湿剤を選ぶ)
  • ダニ・カビ対策のために部屋を清潔に保つ
  • 刺激の強い石けんやボディソープを避ける

「アトピーは適切なスキンケアと治療で症状をコントロールできます!」

皮膚掻痒症

こんな症状はありませんか?

  • 発疹がないのに全身がかゆい
  • かゆみが突然襲ってくる
  • 夜になるとかゆみがひどくなる
  • 高齢になってからかゆみが強くなった

 考えられる原因

  • 加齢による皮膚の乾燥(ドライスキン)
  • 糖尿病・肝疾患・腎疾患・甲状腺疾患・血液疾患などの内科的疾患
  • 妊娠・薬の副作用によるかゆみ

 治療方法

  • 原因となる病気がある場合は、その治療を優先
  • かゆみには抗ヒスタミン薬の内服を使用
  • ドライスキン対策として保湿外用薬を使用
  • かきむしって皮膚炎になった場合はステロイド外用薬を使用

 日常生活の注意点

  • 入浴時は熱いお湯・強いシャワーを避ける
  • 石けんは低刺激のものを使用し、しっかりすすぐ
  • 部屋の湿度を適度に保ち、皮膚の乾燥を防ぐ

「かゆみが長引く場合は、内科的疾患の可能性もあるため、早めにご相談ください!」

疥癬(かいせん)

こんな症状はありませんか?

  • 強いかゆみが続く(特に夜間に悪化)
  • 手首や指の間、お腹、股、脇にかゆみが集中する
  • 皮膚に小さな線(疥癬トンネル)が見える

 考えられる原因

  • ヒゼンダニが皮膚に寄生し、産卵することでかゆみを引き起こす
  • 肌と肌の直接的な接触、または寝具や衣類を介して感染する
  • 免疫力が低下していると重症化することがある(角化型疥癬)

 治療方法

  • ヒゼンダニを駆除する飲み薬 or 外用薬を使用(角化型では併用)
  • かゆみには抗ヒスタミン薬を処方
  • 家族や同居者も同時に治療を受けることが重要

 日常生活の注意点

  • 衣類や寝具は熱湯消毒・乾燥機でダニを死滅させる
  • タオルや衣類の共有を避ける
  • 皮膚のかゆみが強い場合は、すぐに受診を!

「かゆみが強く続く場合は、疥癬の可能性もあるため早めにご相談ください!」

皮脂欠乏症(乾燥肌)

こんな症状はありませんか?

皮膚が乾燥し、粉をふいたようになる
特に冬場にかゆみが悪化する
腕やすねがカサカサし、ひび割れることがある

 考えられる原因

  • 加齢による皮脂の分泌低下
  • 乾燥した環境(エアコン・冬場の乾燥など)
  • 過度な洗浄による皮脂の減少

 治療方法

  • 保湿外用薬(尿素・ワセリン・ヘパリン類似物質など)を使用
  • かゆみが強い場合は抗ヒスタミン薬を併用
  • 炎症がある場合は軽度のステロイド外用薬を使用

 日常生活の注意点

  • 熱いお湯の入浴は避け、ぬるめのお湯にする
  • 石けん・ボディソープは低刺激のものを使用
  • 室内の湿度を適度に保つ(加湿器を利用)

「冬になるとかゆみが悪化する方は、皮脂欠乏症の可能性があります!」

汗疹(あせも)

こんな症状はありませんか?

  • 暑い時期に首や脇、背中がかゆくなる
  • 小さな赤いブツブツができる
  • 汗をかくとかゆみが悪化する

 考えられる原因

  • 汗が皮膚の中にたまることで炎症が起こる
  • 高温多湿な環境や汗のかきすぎ
  • 衣類の刺激や密着による悪化

 治療方法

  • 軽症の場合は清潔に保つことで改善
  • かゆみが強い場合は抗ヒスタミン薬や弱めのステロイド外用薬を使用

 日常生活の注意点

  • 汗をかいたらすぐに拭き、こまめに着替える
  • 通気性の良い衣類を選ぶ
  • エアコンや扇風機で適度に体を冷やす

「夏場にかゆみが出やすい方は、汗疹の可能性があります!」

虫刺症(虫刺され)

こんな症状はありませんか?

  • 虫に刺された後、強いかゆみが続く
  • 刺された部分が赤く腫れ、水ぶくれになることがある
  • アレルギー反応で広範囲に赤みが広がることがある

 考えられる原因

  • 蚊・ダニ・ノミ・ブヨ・ムカデなどの刺咬
  • アレルギー体質の人は強い反応が出やすい

 治療方法

  • かゆみを抑える抗ヒスタミン外用薬を塗布
  • 炎症が強い場合はステロイド外用薬を使用
  • アナフィラキシー症状(呼吸困難・じんましんなど)がある場合は早急に医療機関へ

 日常生活の注意点

  • 虫除けスプレーや長袖・長ズボンで予防
  • 刺されたらすぐに冷やし、かきむしらない
  • 寝具や部屋を清潔に保ち、ダニ対策をする

「虫刺されのかゆみが長引く場合は、早めに受診しましょう!」

当院が選ばれる理由

皮膚科専門医が正確に診断し、適切な治療を提案
患者さん一人ひとりに合ったオーダーメイド治療
赤ちゃんから大人まで、家族みんなで通える皮膚科
全身のかゆみでお悩みの方は、お気軽にご相談ください!

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中村 文香

執筆者中村 文香

副院長 / 皮膚科専門医

皮膚科医として、皆様のお悩みに寄り添い、地域に根ざした診療を心掛けています。お困りの際はぜひご相談ください。

経歴
伊勢高等学校 卒業/関西医科大学医学部 卒業/三重大学皮膚科学講座入局/三重大学附属病院/関西医科大学付属病院/南伊勢町立病院/松阪市民病院/松阪中央病院/鈴鹿回生病院/ラベールミラクリニック(名古屋市内)/大手美容皮膚科(大阪市内) など
保有資格
日本専門医機構認定皮膚科専門医/産業医/難病指定医/日本化粧品検定1級/化粧品成分検定1級
所属学会
日本皮膚科学会