津市で顔の赤みや肌トラブルにお悩みの方へ
- 「顔が赤くなる」「ニキビのような湿疹がなかなか治らない」「かゆみや皮むけが気になる」 こんなお悩みはありませんか?
- 顔の赤みや湿疹にはさまざまな原因があり、自己判断でのケアでは悪化することも。
- 中村整形外科皮フ科(津市) では、皮膚科専門医 が適切な診断を行い、あなたの肌に合った治療をご提案します。
「なかなか治らない顔の赤み・肌荒れ」、自己流ケアで悪化する前に、まずは専門医にご相談ください!
顔の赤み・湿疹の主な原因と治療法
こんな症状はありませんか?
- 何かに触れた後、肌が赤くなって腫れる
- かゆみや水ぶくれができる
- 化粧品やアクセサリーで肌がかぶれる
考えられる原因
- 刺激性接触皮膚炎:洗剤・化学物質・摩擦などの刺激で皮膚が炎症を起こす
- アレルギー性接触皮膚炎:化粧品、金属、ゴム製品などが原因
- 光接触皮膚炎:紫外線と特定の物質が反応し炎症が起こる
治療方法
原因物質を避ける(化粧品・アクセサリー・洗剤の見直し)
塗り薬で炎症を抑える
- ステロイド外用薬(炎症が強い場合)
- 保湿剤(皮膚のバリア機能を高める)
- かゆみが強い場合は抗ヒスタミン薬を処方
日常生活の注意点
- 原因となる物質の特定と回避が最も重要
- 刺激の少ない低刺激・無添加のスキンケア用品を選ぶ
「かゆみ・赤みが続く場合は、早めの受診をおすすめします!」
繰り返すニキビ・大人ニキビ(尋常性ざ瘡)
こんな症状ありませんか?
- 思春期ニキビ・大人ニキビが治らない
- 繰り返し同じ場所にニキビができる
- 赤みが引かず、ニキビ跡が残りそう
考えられる原因
- 皮脂の過剰分泌
- 毛穴の詰まり(角栓)
- アクネ菌の増殖
- ストレスやホルモンバランスの乱れ
治療方法
1. 外用薬(塗り薬)
にきびの原因である毛穴の詰まりやアクネ菌の増殖を抑える薬を使用します。
① レチノイド(毛穴の詰まりを防ぐ)
皮膚のターンオーバーを促し、毛穴の詰まりを防ぎます。
- アダパレン(ディフェリン®ゲル):毛穴のつまりを改善し、新しいにきびの発生を抑制
- 過酸化ベンゾイル(ベピオ®ゲル、デュアック®配合ゲル、エピデュオ®ゲル):ピーリング作用+アクネ菌を殺菌
※使用初期に乾燥や赤み、皮むけが起こることがありますが、徐々に慣れていきます。
② 抗菌薬(アクネ菌を殺菌)
炎症性にきびに使用します。
- クリンダマイシン(ダラシン®Tゲル)、オゼノキサシン(ゼビアックス®ローション):アクネ菌の増殖を抑制
③ その他(皮脂分泌を抑える・炎症を抑える)
- ナジフロキサシン(アクアチム®クリーム):軽度のにきびに
2. 内服薬(飲み薬)
にきびの状態に応じて、内服薬を併用します。
① 抗菌薬(アクネ菌を殺菌)
- ミノサイクリン(ミノマイシン®)
- ドキシサイクリン(ビブラマイシン®)
- ロキシスロマイシン(ルリッド®)
※長期間の使用は耐性菌のリスクがあるため、症状に応じて適切に調整します。
② 漢方薬(体質改善)
体質に合わせて、皮脂分泌の調整や炎症を抑える目的で使用します。
- 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう):皮膚の炎症を抑える
③自費治療
- ケミカルピーリング(にきび・毛穴・くすみ改善)
- ジェネシス(レーザー治療)
詳細はこちら
日常生活の注意点
- ゴシゴシ洗わない!優しく洗顔する
- 洗顔後は必ず保湿する(油分が少ないジェル・ローションがおすすめ)
- 脂っこい食べ物・糖分の多い食事は控えめに
- 枕カバー・タオルを清潔に保つ
「ニキビは放置せず、早めの治療が大切です!」
ニキビダニ(毛包虫)とは?
ニキビダニ(毛包虫)は、 顔の毛穴や皮脂腺に生息する微小なダニ です。健康な人の皮膚にも存在しますが、 過剰に増殖すると炎症を引き起こし、顔の赤みや湿疹の原因 となることがあります。
こんな症状がある場合は要注意!
- 顔全体の赤みが続く
- 油っぽい肌なのに乾燥する
- 目の周りがかゆく、まぶたが腫れる
- ニキビの治療をしても改善しない
考えられる原因
- 皮脂の過剰分泌(ニキビダニは皮脂をエサにするため)
- 免疫力の低下(ストレスや体調不良が影響)
- 長期間のステロイド外用薬の使用(皮膚のバリア機能が低下)
治療方法
外用薬(塗り薬)
① イベルメクチン(イベルメクチン®クリーム)
- ニキビダニ(Demodex)を殺虫する効果があり、炎症を抑えます。
- 抗炎症作用があり、皮膚の赤みや腫れを改善します。
- 1日1回、夜に洗顔後、患部に薄く塗布します。日本では自由診療となります。
※使用開始後、最初の1〜2週間は一時的に症状が悪化することがあります(ダニの死骸や排泄物による炎症)。
※効果が出るまで6〜12週間ほどかかるため、継続的な使用が必要です。
② メトロニダゾール(ロゼックス®ゲル)
- 抗菌作用と抗炎症作用があり、ニキビダニの増殖を抑制します。
- 酒さやニキビダニによる肌荒れに効果があります。
- 1日1〜2回、患部に薄く塗布します。
※使用開始後、肌の赤みやヒリヒリ感が出ることがありますが、徐々に落ち着きます。
※単独使用よりも、イベルメクチンとの併用が効果的です。
日常生活の注意点
- 過剰なスキンケアや洗顔を控え、 皮膚のバリア機能を守る
- 脂っこい食事を控え、ビタミンB群・Cを意識した食生活を
- 枕カバー・タオルをこまめに洗い、 顔を清潔に保つ
「ニキビ治療をしても治らない」そんな方は、ニキビダニが原因かもしれません。専門医にご相談ください!
頬・鼻の赤み・ほてり(酒さ)
こんな症状はありませんか?
- 頬や鼻が赤くなり、なかなか治らない
- 毛細血管が目立つようになってきた
- ニキビのような発疹が出る
考えられる原因
- 血管が拡張しやすい体質
- 紫外線・ストレス・飲酒などの刺激
- 寒暖差
治療方法
1. 外用薬(塗り薬)
酒さの炎症を抑えたり、毛細血管の拡張を軽減する効果があります。
① メトロニダゾール(ロゼックス®ゲル)
- 抗炎症作用と抗菌作用を持ち、酒さの発疹(丘疹・膿疱)を軽減します。
- 皮膚のバリア機能を改善し、再発を防ぎます。
- 1日1〜2回、患部に薄く塗布します。
② イベルメクチン(イベルメクチン®クリーム)
- 酒さの原因のひとつとされる**毛包内のニキビダニ(Demodex)**を減少させます。
- 抗炎症作用があり、赤みや発疹を抑える効果があります。
- 1日1回、患部に塗布します。日本では自由診療となります。
③ アゼライン酸(ベーシックケアAZ®)
- 欧米で酒さ治療に広く使われている薬剤で、日本では自由診療となります。
- 皮脂のコントロールや抗菌作用があり、酒さの症状を改善します。
- 保湿剤としてご使用できます。
2. 内服薬(飲み薬)
酒さの炎症を抑えるため、内服薬を併用することがあります。
① 抗菌薬(テトラサイクリン系)
酒さの炎症を抑える目的で使用します。
- ドキシサイクリン(ビブラマイシン®):炎症を抑え、発疹を軽減
- ミノサイクリン(ミノマイシン®):炎症性皮疹を改善
※ 3〜6ヶ月程度の短期間使用が推奨され、症状が落ち着いたら外用薬へ移行します。
日常生活の注意点
- 急激な温度変化を避ける
- アルコール・香辛料・熱い飲み物を控えめに
- 日焼け止めは低刺激のものを使用
当院が選ばれる理由
- 皮膚科専門医による適切な診察と治療
- 一人ひとりに合ったオーダーメイド治療
- 赤ちゃんから大人まで、家族みんなで通える皮膚科
お肌のトラブル、気になったら お気軽にご相談ください!

執筆者中村 文香
副院長 / 皮膚科専門医
皮膚科医として、皆様のお悩みに寄り添い、地域に根ざした診療を心掛けています。お困りの際はぜひご相談ください。
- 経歴
- 伊勢高等学校 卒業/関西医科大学医学部 卒業/三重大学皮膚科学講座入局/三重大学附属病院/関西医科大学付属病院/南伊勢町立病院/松阪市民病院/松阪中央病院/鈴鹿回生病院/ラベールミラクリニック(名古屋市内)/大手美容皮膚科(大阪市内) など
- 保有資格
- 日本専門医機構認定皮膚科専門医/産業医/難病指定医/日本化粧品検定1級/化粧品成分検定1級
- 所属学会
- 日本皮膚科学会