こどもの皮膚トラブルにお悩みの方へ
- 「子どもの肌が乾燥してかゆがる」「あせもができやすい」「湿疹が繰り返しできる」 こんなお悩みはありませんか?
- こどもの皮膚は大人に比べて薄く、刺激に弱いため、乾燥・あせも・感染症・湿疹・しもやけ などの皮膚トラブルが起こりやすいです。
中村整形外科皮フ科(津市) では、皮膚科専門医 が正確な診断を行い、お子さまに合った適切な治療を提供します。
「お子さまの皮膚トラブル、早めの対処で健やかな肌を守りましょう!」
乾燥肌(ドライスキン)
症状
- 肌がカサカサして粉をふいている
- かゆみがあり、掻くと赤くなる
- 特に冬場に悪化しやすい
原因
- 皮膚のバリア機能が未熟で、水分が蒸発しやすい
- 冬の乾燥・エアコン・お風呂の入りすぎなどが影響
治療方法
- 保湿外用薬(ヒルドイド®︎・ワセリン®︎・尿素配合クリーム)で皮膚の水分を補う
- かゆみが強い場合は、ステロイド外用薬(ロコイド®︎・キンダベート®︎)を使用
日常生活の注意点
- お風呂は38〜40℃のぬるめのお湯にし、長湯を避ける
- 保湿剤を毎日塗る(入浴後5分以内が効果的)
- 加湿器を活用し、室内の湿度を50~60%に保つ
汗疹(あせも)
症状
- 首・背中・おでこ・脇・肘の内側などに小さな赤いブツブツができる
- かゆみがあることも
原因
- 汗腺の未発達による汗のつまり
- 高温多湿の環境で発症しやすい
治療方法
- 抗炎症外用薬(ステロイド外用:ロコイド®︎軟膏)を使用
- かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬の内服を検討
日常生活の注意点
- 汗をかいたらすぐに拭く・着替える
- 風通しの良い服を着せ、室温調整をする
- シャワーやぬるま湯で汗を流し、肌を清潔に保つ
伝染性膿痂疹(とびひ)
症状
- 顔や手足に水ぶくれやかさぶたができる
- かゆみがあり、掻くとどんどん広がる
- 発熱を伴うこともある
原因
- 黄色ブドウ球菌・溶連菌の感染
- 虫刺され・湿疹・傷口などから細菌が侵入
治療方法
- 抗生物質の外用薬(フシジン®︎軟膏)を使用
- 広がっている場合は、抗生物質の内服を併用
日常生活の注意点
- 患部を触らないように爪を短く切る
- ガーゼで覆い、周囲への感染を防ぐ
- タオル・衣類の共有を避ける
伝染性軟属腫(水いぼ)
症状
- 肌色や白っぽい小さなイボができる
- 1~2個から始まり、掻くと増える
原因
- ウイルス感染によるもの(プールや肌の接触でうつる)
治療方法
- 自然に治ることが多いため、経過観察することもあります
- 希望があれば、ピンセットでの摘除(痛みを伴うため麻酔テープを使用)
日常生活の注意点
- プール後はシャワーを浴びる
- かきむしらないように爪を短く切る
乳児湿疹
症状
頬や額、頭皮に赤い湿疹やかさぶたができる
原因
- 母乳やミルク、皮脂分泌の影響
- 肌のバリア機能が未熟
治療方法
- 低刺激の保湿剤を使用(ヒルドイド®︎・ワセリン®︎)
- 炎症がある場合は、ステロイド外用薬を短期間使用
日常生活の注意点
- ガーゼで優しく拭き取り、清潔を保つ
- 洗顔後はすぐに保湿する
しもやけ(凍瘡)
症状
手足や耳たぶが赤く腫れ、かゆみや痛みがある
原因
寒冷刺激による血流障害
治療方法
ビタミンE配合軟膏(ユベラ®︎軟膏)を使用
日常生活の注意点
- 防寒対策を徹底(手袋・靴下・耳当て)
- 温かいお湯で手足を温める(急激な温めは避ける)
おむつかぶれ
症状
- おむつの当たる部分が赤くただれる
- かゆみや痛みがあり、不機嫌になる
原因
おむつの蒸れや排泄物の刺激
治療方法
- 亜鉛華軟膏®︎・ワセリン®︎で皮膚を保護
- 炎症が強い場合は、ステロイド外用薬を短期間使用
日常生活の注意点
- おむつをこまめに交換し、蒸れを防ぐ
- おしりを洗った後は、よく乾かしてから保湿剤を塗る
当院が選ばれる理由
- 皮膚科専門医が診察し、お子さまに合った治療を提案
- 優しい処置で、お子さまが安心して受診できる
- 家族みんなで通える皮膚科

執筆者中村 文香
副院長 / 皮膚科専門医
皮膚科医として、皆様のお悩みに寄り添い、地域に根ざした診療を心掛けています。お困りの際はぜひご相談ください。
- 経歴
- 伊勢高等学校 卒業/関西医科大学医学部 卒業/三重大学皮膚科学講座入局/三重大学附属病院/関西医科大学付属病院/南伊勢町立病院/松阪市民病院/松阪中央病院/鈴鹿回生病院/ラベールミラクリニック(名古屋市内)/大手美容皮膚科(大阪市内) など
- 保有資格
- 日本専門医機構認定皮膚科専門医/産業医/難病指定医/日本化粧品検定1級/化粧品成分検定1級
- 所属学会
- 日本皮膚科学会