全身MRIがん検診

がんの早期発見・早期治療のために

がん検診の重要性

がんは日本人の死因の第1位であり、年々増加しています。
早期発見・早期治療により、治癒の可能性が高まるため、定期的な検診が重要です。

当院では MRI技術 を用いた 全身MRIがん検診 を実施し、早期のがん発見に努めています。

全身MRIがん検診とは?

PET-CTと並ぶ全身がんスクリーニング法であり、以下の特長があります。

  • 放射線被ばくなし(造影剤不要)
  • 首から骨盤まで一度に検査
  • 短時間(約30分)で完了
  • 痛みなし・負担の少ない検査

半年~1年に1回の定期検診をおすすめします。

検査の仕組み

全身MRIがん検査では、細胞内の水分子の動き を画像化し、がんの可能性を探ります。

  • 健康な細胞 → 水分子が活発に動く
  • 異常な細胞(腫瘍・炎症) → 水分子の動きが低下

当院では 高性能MRI を導入し、より精密な診断を可能にしています。

おすすめポイント

がんを広範囲にスクリーニング

首から骨盤まで一度に検査

短時間で検査完了

忙しい方も受診しやすい

被ばくなし・体に優しい

安全性が高い

痛みなし

注射や造影剤不要

検査の流れ

1.MRI撮影(約30分) 

首から骨盤までをMRI機器で撮影

2.結果説明(約3週間後)

放射線科医によるレポートを基に診断

3.画像データのお渡し 

撮影した画像をCD-Rで提供

費用

全身MRIがん検診:66,000円(税込・自費診療)

検査を受けられない方

以下に該当する方は事前にご相談ください。

  • ペースメーカーを使用している方
  • 閉所恐怖症の方
  • 妊娠中の方
  • 体内に金属・タトゥーがある方

また、一部のがん(特定の肺がん・早期の胃がん・大腸がん)は検出が難しい場合があります。

全身MRI vs PET-CTの比較

特徴全身MRIがん検診PET-CT
医療被ばくなし放射線被ばくあり
薬剤注射なし放射性薬剤を注射
検査時間約30分約3時間
検査前後の制限なし注射後に安静が必要
費用66,000円(税込)10~12万円程度


全身MRIは「被ばくなし」で安全にがん検査が可能!

全身MRIとPET-CTのがん検出能力

〇: 検査が可能 △: 検出精度がやや低い ×: 検査が困難

臓器・部位全身MRIPET-CT
大腸
膵臓
肝臓
胆嚢・胆管(MRIが得意)
乳房
悪性リンパ腫
前立腺
食道
膀胱(MRIが得意)×(検査困難)
  • 全身MRIは膀胱や胆嚢・胆管の診断に優れ、被ばくリスクがありません。
  • PET-CTは幅広いがんの検出に優れますが、膀胱の診断が苦手です。

検査結果の解釈について

脳腫瘍の検査について

脳腫瘍を詳しく調べるには、別途「脳ドック」の受診が必要です。

検査結果の注意点

MRI検査では、良性腫瘍や正常なリンパ節の炎症 も異常として検出されることがあります。そのため、異常=がん(悪性)とは限りません。

追加の精密検査が必要な場合

がんの可能性がある場合、確定診断のために 追加の精密検査 をおすすめすることがあります。
また、万が一 異常所見が見つかった場合 は、適切な 高次医療機関 へご紹介いたします。

メッセージ

医療の進歩により、がんは 早期発見・早期治療 によって克服できる時代になりました。半年~1年に1回の定期検診 を受けることで、健康を守ることができます。この検診が、皆様の健康維持に少しでもお役に立てれば幸いです。
ご予約は、お電話または下記のボタンからお進みください。


中村 公一

執筆者中村 公一

院長 / 整形外科専門医

親切・思いやりの心を大切にし、整形外科の専門知識を活かして地域の皆様の健康を支えたいと考えております。お気軽にご相談ください。

経歴
津高等学校 卒業 / 富山大学薬学部 卒業 / 富山大学医学部 卒業 / 三重大学大学院医学系研究科 修了 / 三重大学附属病院 /名張市立病院 / 松阪市民病院 / 函館共愛会病院 / おおすが整形外科 / 元八事整形外科・形成外科 / ひのとり整形在宅クリニック など
保有資格
医学博士 / 日本整形外科学会認定 整形外科専門医 / 日本整形外科学会認定 リウマチ医 / 日本整形外科学会認定 スポーツ医 / 日本整形外科学会認定 リハビリテーション医 / 日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医 / 日本関節病学会 Coolief 疼痛管理用高周波システム講習プログラム 修了 / 日本医師会認定 産業医 / 身体障害者福祉法指定医 / 難病指定医
所属学会
日本整形外科学会 / 日本関節病学会