肩が上がらない方必見|日帰りでできる可動域改善治療
肩関節周囲炎(五十肩)で肩が上がらない方へ。サイレントマニピュレーションという治療法で可動域を改善できる可能性があります
「リハビリを続けても肩が上がらない…」
「夜間の痛みは落ち着いてきたのに、動きが戻らない…」
そんなお悩みを抱えていませんか?
肩関節周囲炎、いわゆる五十肩は、自然に改善することもありますが、ある段階から動きが止まってしまう(拘縮)ことがあります。
このようなケースで注目されている治療法が、サイレントマニピュレーションです。
サイレントマニピュレーションとは?
サイレントマニピュレーションとは、麻酔を使用して痛みを感じない状態で肩関節を動かし、関節の癒着(ゆちゃく)をはがす治療法です。
- 「サイレント」は「静かに」
- 「マニピュレーション」は「操作」や「動かすこと」
つまり、「痛みなく、静かに肩の可動域を広げる処置」と考えてください。
なぜリハビリだけでは肩が上がらないの?
五十肩の中期〜後期では、関節包(かんせつほう)という肩を包む組織が硬くなり、癒着を起こすことがあります。
この癒着が強くなると、痛みは軽減しても肩が動かない状態(拘縮)になることがあります。
このような拘縮は、通常のリハビリだけでは改善が難しいことがあり、
そこで選択肢として検討されるのがサイレントマニピュレーションです。

サイレントマニピュレーションの流れ
1. 診察・画像検査で適応を判断
医師の診察やMRIなどの画像検査で、肩の状態を詳しく確認します。
2. 日帰りでの処置が可能なことも
肩のブロック麻酔を行い、痛みを感じない状態で肩関節を慎重に動かします。
※当院では外来(日帰り)で対応しています。
3. 処置後すぐにリハビリを開始
拘縮の再発を防ぐため、翌日から積極的なリハビリが必要となります。
メリットとデメリット
メリット
- 短期間で可動域の改善が期待できる
- 長引く拘縮を早期に改善できる可能性
- 入院不要で、身体的・経済的な負担が少ない
デメリット
- 麻酔を伴うため、わずかながら合併症のリスクがある
- 可動域を維持するため、処置後のリハビリが必須
- 腱板断裂などの病態がある場合は適応外になることもある
詳しくはこちらのページをご覧ください👇
👉 https://tsu-nakamuracl.com/treatment/silent-manipulation/
まとめ|肩が上がらないまま、我慢しないでください
肩関節周囲炎による拘縮が長引くと、日常生活の質(QOL)が大きく下がってしまいます。
「年齢のせいだから…」「リハビリしても良くならないから…」と諦めずに、別の選択肢があることをぜひ知ってください。
当院「中村整形外科皮フ科」では、肩の状態をしっかり評価し、必要に応じてサイレントマニピュレーションをご案内しています。
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